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エコノミークラス症候群の予防と足もみ

今年(2018年)は北海道でも大きな地震がありましたし、夏には台風や前線による大雨で、旭川近郊でも避難所が開設されました。

 

災害時の避難所で心配なのは、エコノミークラス症候群です。

2016年4月に発生した熊本地震では、避難中にエコノミークラス症候群でお亡くなりになった方がいらして、今年の地震の時にも、ラジオやテレビで注意喚起がされていました。

 

エコノミークラス症候群は、足もみでも予防が可能です。

いざと言う時のために、ちょっと覚えておいてもよいと思います。

エコノミークラス症候群とは?

エコノミークラス症候群とは、どのようなものでしょうか?

 

厚生労働省ホームページ「エコノミークラス症候群の予防のために」によると、つぎのように書かれています。

 

「食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。」

(上記ホームページ http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170807.html より引用)

 

飛行機のエコノミークラスに乗った乗客に多く見られたことからこのように呼ばれていますが、現在では様々な場面で発症することが知られてきたため「旅行者血栓症」とも呼ばれていて、車の運転中や会議中、映画館、入院中など、長時間同じ姿勢を取っている時に発症する可能性があるようです。

 

エコノミークラス症候群の予防

上の厚生労働省のホームページでは、予防対策として次のようなことを挙げています。

 

「(1) ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う

 (2) 十分にこまめに水分を取る

 (3) アルコールを控える。できれば禁煙する

 (4) ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない

 (5) かかとの上げ下ろし運動をしたりふくらはぎを軽くもんだりする

 (6) 眠るときは足をあげる 」

厚生労働省ホームページ「エコノミークラス症候群の予防のために」より引用

 

かかとの上げ下ろし運動やふくらはぎをもむなどの簡単なことで予防ができます。

もんでも良いし、げんこつでトントンとたたくのも良いと思います。

すこし広さが取れる場所であれば、軽くあぐらをかいて足首を回したり、足裏をもんだり軽くたたいたりするのもおススメです。

水分補給は忘れずに!とても大事!

足のマッサージも大切なのですが、個人的に一番大事なのは「十分にこまめに水分をとる」ということなのではないかともいます。

 

今年9月の北海道胆振東部地震の時、東川町も1日半くらい停電になり、水が全く出ませんでした。こういう長時間の停電は初めてだったのですが、その時に思ったのは「水を飲まなくなる」ということ。これは、実際こういう状況になって初めて実感しました。

 

水を飲むとトイレに行きたくなります。トイレを使うと水を流さなければならないから、また水を汲みに行く手間がかかる。水がもったいない…飲まなくてもいいかな?と思ってしまう自分がいました。

幸いなことに私は自宅にいましたが、これがもし避難所にいたらどうでしょうか?

水をもらうのも気が引ける、トイレに行くのも面倒、人目が気になる…などという意識もあって、もっと水分を控えてしまう可能性があります。

災害の時にこの症状が心配されるのは、こういう意識になるからでは?と思いました。

それに気づいた後は、しっかりと水分を摂ることを意識して行いましたし、テレビやラジオでも「水を飲んでください」「トイレにきちんと行きましょう」と繰り返し注意喚起していました。

 

「災害の時には、水を控えがちになる」ということも覚えておいて良いと思います。

いざという時にために、覚えておきましょう!

以前は、エコノミークラス症候群を身近に感じることはありませんでしたが、今年の地震による停電、大雨や台風で身近な場所でも避難情報が発表される機会が増えるなど、いつ自分がそのような状況に置かれても、不思議ではなくなりました。

 

普段はこういうことまで考えなくても良いかもしれませんが、簡単なことで命を守ることができますので、いざと言う時のために、ちょっと覚えておいてくださいね。

 

 

 

厚生労働省のホームページでは、予防対策のためのリーフレット(PDFファイル)も公開しています。

 

参考:

厚生労働省ホームページ「エコノミークラス症候群の予防のために」より