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森と湖に親しむ旬間「忠別ダム見学会」

先月末、東川町にある忠別ダムの見学会に参加してきました。

忠別ダムは、忠別川の上流部にあるダムで、この見学会は「森と湖に親しむ旬間」というイベントの一環として開催されました。

 

忠別ダム(wikipedia)

 

旭川河川事務所「忠別ダム」

 

当日参加したのは、私達夫婦だけ。そのおかげで、質問し放題。とても充実した時間を過ごすことができました。

管理棟。

こちらの1階は、誰でも入ることができて、ダムの概要などを記したパネルを見ることができます。

ダムカードもおいてますよ♪

 

 

管理棟にある操作室。ダムが一望できます。

管理棟からダムの下にある監査廊まで下りていく階段。300段とちょっとあって、点検のために毎日ここを歩くのだとか。ちょっと怖くて下をのぞくことができませんでした。

管理棟からダムの上に移動して、いよいよダムの内部へ。

ここに入ります。もちろん普段は立ち入り禁止。

このエレベーターで地下まで降ります。

ダムの下(地面の下)にある監査廊。

担当者の方は、点検のために毎日歩いているのだとか。

この日、屋外の温度は35℃を越えていましたが、ここは一年を通して約10℃。

「同じ10℃なのに、夏は半袖で大丈夫なんだけど、冬は厚手の上着を着ないと我慢できないんですよね」とガイド担当の方。

ダムの傾きをチェックする「プラムライン室」

ダムは、季節によってコンクリートが膨張したりして、わずかに傾くのだそうです。その傾きが規定内にあるかどうか、ダムの最上部から最下部まで1本の紐を吊り下げて計測する部屋。

ちなみに、夏は太陽でコンクリートが温められて、上流側(湖側)に傾くとのこと。へぇ~!

こちらは「漏水量観測室」

ダム内部で結露によって生じた水や漏水などを集め、水質や量を観測する部屋。

管理棟とは反対側にある階段。

こっちは280段くらいで、「管理棟側よりも楽」とのこと。

しばらく歩いてらせん階段を上ると…

放流口のゲート。この下を直径2.5mの管が通っていて、ゲートの開閉で量を調節しています。

 

 

放流口を上から見る。

写真だとそれほど大きく見えないですが、向こう側の壁は、ビルの6階ほどの高さがあります。

スゴイ勢いで水が放流されているのですが、ゲートはわずか13cmしか開いていないんだとか!

 

また、普段はあまり放流しないのだそうです。

ダムを下から見る。

 

7月に豪雨があった時には、この上のゲートからも放流されていました。その豪雨の時には、旭川近郊でも多くの場所で川があふれたりしました。

でも、この忠別ダムがなかったら、もっと水位が上がっていて被害が大きくなっていたとのこと。

 

おそらく私の家の周辺も大きな被害があったことでしょう。

ダムの役割についても説明していただき、改めてその重要性を認識することができました。

 

 全部で約1時間ほどの見学会でした。

とても丁寧にガイドしてくださった事務所の皆さん、ありがとうございました。

見学会、おススメですよ!