劇団四季の「ソング&ダンス 65」旭川公演を観てきました!
写真は旭川公演のパンフレット。
素晴らしい舞台を観ると足取りも心も軽くなりますが、まさにこの公演がそれで、圧倒されました。素晴らしかった!
作品に関しては、こちらのページをどうぞ。
劇団四季は何でもできる!
ソング&ダンスシリーズは、既存のミュージカルなどの曲を新たにアレンジして構成したショーです。正直言うと、あまり期待していませんでした。このシリーズを前に観たのは十数年前でしたが、その時はあまり面白くなく(失礼…)、今回も「まぁ、観ておこうかな…」程度でした。
でも、良い意味で裏切られました。凄かった!
その凄さを一言で言うと「この劇団、何でもできるんだな」ということ。
今までの四季で見たことがなかったコンテンポラリー系のダンスも、マリンバのアクロバティックな演奏も、どこをとっても「それっぽい」ではなくて、きちんと身につけている感じがしました。
この前の全国公演は「アンデルセン」でしたが、そこでは素晴らしいクラシックバレエが演じられました。
古典的なものからコンテンポラリーまで何でもできてしまう四季の凄さ、それができる人がいる層の厚さ。ミュージカルだけじゃなくて、本格的なバレエやオペラもできるのではないでしょうかね…それも観たいような気がする。
瀧山さんと木村さんブラボー!
歌のソロを担当していた方々も素晴らしかったのですが、その中でも瀧山久志さんと木村智秋さんが良かったですね。
瀧山さんは、ミュージカル「アラジン」日本版のジーニー、オリジナルキャスト。独特の軽妙さで笑いを取る様子は、まさにジーニーそのもの。
あれが旭川で見られただけでも満足♪
ミュージカル「アラジン」の観劇記は、こちら。
そして、木村智秋さん!
凄かった!ブラボーでした!
今回の公演を観て非常に満足したのは、この方の歌が聞けたというのが一番大きいかもしれません。
ウィキッドの「自由を求めて」では、ラストのロングトーンの凄い声量にビックリ!キャッツの「メモリー」では、クライマックスの「♪お願い~」の所で、初めて涙腺が緩みました。
こんなに良い歌だったんだ。
私の隣に、ちょっとご年配の女性が座っていたのですが、「メモリー」が終わった時にお連れの人と「いやぁ、凄いね!素晴らしいね!」と語っていました。通常であれば、公演中のおしゃべりはご法度。私も「静かにしてください」と注意するところなのですが、あの歌声を聞いた後では「そうですよね、凄かったですよね!」と一緒に感想を共有したい気持ちになりました。
最後のプログラム「サークル・オブ・ライフ」でも圧倒的な存在感と歌声。素晴らしい歌声でした。ありがとうございました。
このシリーズ、とってもおトクですね♪
以前見た同じシリーズよりも、出演者の個性がより感じられて、飽きることがありませんでした。
このシリーズ、様々な作品のダイジェストとも言えます。劇団四季は全国各地で上演しているので、東京以外の1つの都市で、複数の作品を同時に上演することはあまりありません。
でも、このシリーズなら、1本で「オペラ座」や「CATS」などのロイド=ウェバー作品から、「美女と野獣」「ライオンキング」などのディズニー作品の曲まで楽しめてしまうという、とってもおトクな内容です。
「有名な作品じゃないから…」と言って観ないのは、ちょっと損しているかも。
また、久しく上演していない作品の曲も流れることがあります。今回は「エビータ」「コーラスライン」「アスぺクツ・オブ・ラブ」などの曲がありましたね。
また観たいと思いました。ぜひ上演してください。
個人的には、アスぺクツ希望。