今年前半の観劇記まとめ、その2~劇団四季ミュージカル「ライオンキング」東京公演

久しぶりのライオンキング東京公演。10年ぶりくらいでしょうか?

 

以前の浜松町の四季劇場「春」から、大井町の四季劇場「夏」に引っ越しして、さらに演出も変わったということなので、観てみました。

 

あらすじや作品については、こちらをご覧ください。

 

劇団四季ホームページ 作品紹介「ライオンキング」

 

 

前回の札幌公演の観劇記

2017年4月26日記事「劇団四季ミュージカル ライオンキング札幌公演」

何度観ても凄い作品

東京公演を久しぶりに観て思ったのは、「やっぱりこのミュージカル凄い」ということでした。

 

東京初演から20年経つのに、未だに客席はほぼ満席。

舞台の上も、ロングランでパワーが落ちている感じが全くしません。

もしかしたら、未来永劫ロングラン可能なのでは?

 

演出の変更は、まず台詞や曲の一部がカットされていて、全体がスピーディーになったようです。

 

休憩後の「One by One」は、若干メロディーも変わっていました。

他の方の観劇記を読むと、衣装やメイクに変化もあるようですが、私はそこまで分かりませんでした。

 

 ロングランを続けるために、常にブラッシュアップしていくのが良いですね。一度観た作品でも、また違った楽しみ方ができます。

地方公演が格段に面白い!

久しぶりに観た東京公演、とても楽しかったのですが、一つ実感したことがありました。それは、ティモンとプンヴァのシーンは地方公演の方が格段に楽しい!ということ。

 

東京公演では、ティモンが江戸弁、プンヴァが女言葉で話しますが、実はあまりピンときません。江戸弁を普段から聞く機会があるかと言うと、それほど多くないと思うのです。

だから「シンバがどこか遠くに来た」ということは表現できても…演出の目的からすると適切なのかもしれないですが…見ている人はあまり実感がない。

 

でも地方公演は、その地域の方言を使うので、それまでの標準語の中に突然身近な言葉が現れて、舞台(場所)がガラッと変わったことが実感できるし、客席との距離感もグンと近くなります。

 

札幌公演で、「ライオンのこっこ」とか「わやだわ」とか言うたびに客席から笑いが起きていたのと比較すると、ちょっと東京公演は物足りないかな…と思います。

 

東京公演でも、期間限定で地方の方言を使ったりしても良いのでは?

 

また、新都市公演(仙台・静岡・広島)も実現してほしい。仙台で公演があったら、南部弁とか使われそうですから、それもまた面白そうです。

 

前々回(2011年)の札幌公演を観て、「もうライオンキングはいいかな…」と思っていたのですが、前回(2017年)の札幌公演で「やっぱり面白い!」と感じるようになりました。

 

私自身の見方も変わってきているのかもしれませんが、これからも繰り返し観て行きたいミュージカルです。