北海道以外の地域が梅雨入りしました。天気が悪い日が続くと、気分が滅入ったり、体調が悪くなる人もいると思います。
お天気の変化による頭痛や関節痛などを「天気痛」と呼びます。
今までは、天気痛は「気の持ちよう」と言われたりして、なかなか理解されませんでしたが、近年はその研究も進み認知されるようになってきました。
私は痛みまではないけれど、天気の変化によって体のだるさや頭のモヤモヤがあります。特に爆弾低気圧のような時にはそれが激しくてつらい時もあります。
こういう症状の予測や予報を「健康予報」と言いますが、健康予報はまだ一般的ではなくて、提供しているサービスも多くありません。
現在(2020年6月)提供されている健康予報のサービスを紹介します。天気痛やお天気の変化による体調への影響で悩んでいる方、ぜひ利用してみてください。
ウェザーニュースによる「天気痛予報」
ウェザーニュースは、天気予報の他、地震などの防災情報、生活に密着した行楽の情報なども提供しているサービスです。利用したことがある方も多いのではないでしょうか?
ウェザーニュース https://weathernews.jp/s/
このメニューに「天気痛予報」があります(以下、ウェザーニュースアプリの2020年6月16日の画像を引用)
ここで全国各地の天気痛に関する予報が見られます。
ちなみに、以下の画像は6/16の予報画面です。
この日は全国各地で「安心」マークが出ています。
ちなみに北海道を見てみると…
小樽には「やや注意」のマークが出ています。
こういう予報があると、「注意」とか「警戒」の日には無理をしないようにするとか、薬を用意するとか予防対策を立てられますね。
また、「今日は体調が悪くなるかもしれない」ということがわかると、不安材料をなくすこともできます。
全国的にこういう予報が見られるのは良いですね。
バイオウェザーサービスの健康予報
バイオウェザーサービスも天気予報を提供しているサービスです。
バイオウェザーサービス http://www.bioweather.net/
天気予報だけではなく、お天気と健康に関する情報が充実しています。
(以下、バイオウェザーサービス2020年6月16日の画像を引用)
ホームページのメニューに入ると、健康予報という項目があります。
ここに入ると「心筋梗塞」「脳出血」「脳梗塞」などといった様々な症状が並んでいます。
その症状ごとに、全国各地の予報を見ることができます。
ちなみに、心筋梗塞の項目に入ると…
6月16日の予報ですが、全国的に少し危険度が高いようですが、特に大阪や広島には注意のマークがついていますね。
この予報も、例えば「今日は血圧が上がらないような行動は控えよう」とか「水分補給を忘れないようにしよう」とか、予防対策をとることができますね。
頭痛予測アプリ「頭痛ーる」
頭痛ーるは、気圧予報で体調管理ができるアプリです。
私も利用していますが、これを使ってから、自分の体調は気圧が上昇する時に悪くなる傾向にあることが分かりました。
(以下、頭痛ーるアプリの2020年6月16日の画面を引用)
画像は私が登録している自宅付近の予報です。ちょうどこの時は気圧が低下している時間でした。
気圧低下する時に体調が悪くなる傾向にある人は、このようなときにあらかじめ薬を飲むなどの対策を立てることができます。
また下に鉛筆マークがありますが、ここには自分の体調を記録することもできます。ある程度の期間記録を続けると、自分の体調変化について傾向もわかると思います。
iPhone版もAndroid版もあるので、ぜひダウンロードしてみてください。おススメです。
健康予報が手軽に入手できるようになってほしい
「天気によって体調が変わる」ということを漠然と感じていても、確信が持てず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
近年予想もつかないような急激なお天気の変化などもあるので、こういう予報の需要は高まっていくのではないともいます。
健康予報がもっと一般的になり、手軽に入手できるようになってほしいものですね。
お天気と健康の関係を学び発信していく「健康気象アドバイザー」という資格もあります。
認定講座では、気象、医療、感染症、東洋医学、服飾、スポーツ、消費動向など様々な分野の専門家の方が、それぞれの立場からお天気と健康の関係を講義されます。資格認定だけでなく、勉強の機会としても良いかもしれません。
気になる方は、ぜひチェック!