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エコノミークラス症候群の予防と足もみ

これは、北海道胆振東部地震(2018年9月発生)で体験したことを基にして同年11月に書いた記事に加筆・修正をしたものです。

 

エコノミークラス症候群は、自然災害の時の避難所や旅行の時など、長時間同じ姿勢をとっているときに発症しやすいと言われています。そのため、今までも大きな地震が起きた時、何か自然災害が発生した時にセルフシェアをしてきました。

 

 

エコノミークラス症候群は、簡単な足もみでも予防が可能です。

災害だけでなく、身近なところに発症のリスクが潜んでいます。

いざという時のために、ちょっと頭の片隅にでも置いておいていただけたらと思います。

 

エコノミークラス症候群とは?

エコノミークラス症候群とは、どのようなものでしょうか?

 

厚生労働省ホームページ「エコノミークラス症候群の予防のために」によると、つぎのように書かれています。

 

「食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。」

(上記ホームページ http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170807.html より引用)

 

飛行機のエコノミークラスに乗った乗客に多く見られたことからこのように呼ばれていますが、現在では様々な場面で発症することが知られてきたため「旅行者血栓症」とも呼ばれていて、車の運転中や会議中、映画館、入院中など、長時間同じ姿勢を取っている時に発症する可能性があるようです。

エコノミークラス症候群の予防

上の厚生労働省のホームページでは、予防対策として次のようなことを挙げています。

 

「(1) ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う

 (2) 十分にこまめに水分を取る

 (3) アルコールを控える。できれば禁煙する

 (4) ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない

 (5) かかとの上げ下ろし運動をしたりふくらはぎを軽くもんだりする

 (6) 眠るときは足をあげる 」

厚生労働省ホームページ「エコノミークラス症候群の予防のために」より引用

 

かかとの上げ下ろし運動やふくらはぎをもむなどの簡単なことで予防ができます。

 

ただ、一番大事なのは水分補給だと思います。

水分補給をしないと血栓ができやすくなってしまいます。

足を動かすことも大事なのですが、その前にお水を飲むこと。これ大事です。

 

かかとやつま先の上げ下げ

椅子に座ったままできます。これによってふくらはぎの筋肉が動き、周囲の血管をポンプのように刺激して、血流を良くします。

椅子に座ったまま、かかとを上げる。

かかとを下げる。

つま先も上げ下げしてみましょう。

ふくらはぎの刺激

ふくらはぎを手で揉みます。これでも血行がよくなります。

手をグーにして、ふくらはぎを軽くトントンたたいてもOK。

ラップの芯で刺激すると、楽にできますよ。おススメ!

※水分をあまり摂っていないときは、急に強く揉まないようにしてください。最初は軽く。

足首を回したり、足裏をもむ

足首とつま先のあたりを持って、足首を大きく回します。

これもふくらはぎの筋肉を刺激することに繋がります。

親指などをつかって、足裏を軽く揉むのもリラクゼーション効果につながります。この時は、ハンドクリームなどを塗って、滑りを良くしてください。

青竹ふみも使える!

100円ショップなどで売っているプラスチック製の青竹ふみも使えます。

こんな感じで片足ずつ体重をかけるのがおススメ。

 

こちらについては、別な記事で活用法を紹介していますのでチェックしてください。

お家でできる足もみ方法~100均の青竹踏み活用法(2020年4月30日記事)

繰り返しになりますが、水分補給は忘れずに!とても大事!

上にも書きましたが、一番大事なのは「十分にこまめに水分をとる」ということだと思います。これは実体験からも感じています。

 

2018年9月の北海道胆振東部地震の時、東川町も1日半くらい停電になり、水が全く出ませんでした。こういう長時間の停電は初めてだったのですが、その時に思ったのは「水を飲まなくなる」ということ。これは、実際こういう状況になって初めて実感しました。

 

水を飲むとトイレに行きたくなります。トイレを使うと水を流さなければならないから、また水を汲みに行く手間がかかる。水がもったいない…飲まなくてもいいかな?と思ってしまう自分がいました。

幸いなことに私は自宅にいましたが、これがもし避難所にいたらどうでしょうか?

水をもらうのも気が引ける、トイレに行くのも面倒、人目が気になる…などという意識もあって、もっと水分を控えてしまう可能性があります。

災害の時にこの症状が心配されるのは、こういう意識になるからでは?と思いました。

それに気づいた後は、しっかりと水分を摂ることを意識して行いましたし、テレビやラジオでも「水を飲んでください」「トイレにきちんと行きましょう」と繰り返し注意喚起していました。

 

「災害の時には、水を控えがちになる」ということも覚えておいて良いと思います。

いざという時にために、覚えておきましょう!

以前は、エコノミークラス症候群を身近に感じることはありませんでしたが、今年の地震による停電、大雨や台風で身近な場所でも避難情報が発表される機会が増えるなど、いつ自分がそのような状況に置かれても、不思議ではなくなりました。

また、災害だけでなく新型コロナウイルス感染拡大による在宅ワークや自体療養でもリスクがあるという報道もあります。

 

普段はこういうことまで考えなくても良いかもしれませんが、簡単なことで命を守ることができますので、いざと言う時のために、ちょっと覚えておいてくださいね。

 

厚生労働省のホームページでは、予防対策のためのリーフレット(PDFファイル)も公開しています。

 

参考:

厚生労働省ホームページ「エコノミークラス症候群の予防のために」より