エコノミークラス症候群予防のためにラップの芯を1本いれましょう!
今年の大きなニュースと言えば(まだ早いかな?)、9月に起きた北海道胆振東部地震による大規模停電(ブラックアウト)
中村屋がある上川郡東川町も、地震発生直後から翌日夕方まで停電していました。
停電そのものよりも、停電によって水が使えなくなったのが大変でした。
この地震の検証なども始まっていますし、様々な方が普段の備えについて書かれています。
2ヶ月とちょっと経って私が足もみの立場から言いたいのは「防災グッズには、ラップの芯を1本入れてください!」ということです。
「なぜラップの芯?」と思われるかもしれないですが、理由があります。
エコノミークラス症候群の予防のためです。
エコノミークラス症候群とは?
エコノミークラス症候群とは、厚生労働省ホームページ「エコノミークラス症候群の予防のために」によると、次のように書かれています。以下、引用します。
”食事や水分を十分に取らない状態で、車などの狭い座席に長時間座っていて足を動かさないと、血行不良が起こり血液が固まりやすくなります。その結果、血の固まり(血栓)が血管の中を流れ、肺に詰まって肺塞栓などを誘発する恐れがあります。”(引用終わり)
飛行機のエコノミークラスに乗った乗客に多く見られたことからこのように呼ばれていますが、近年では災害時に避難所で体を動かさなかったり、車の中で長時間同じ姿勢をとることで発症する人がいて、今回の地震発生後もテレビやラジオで繰り返し予防対策が放送されていました。
上の厚生労働省のホームページでは、予防対策として次のようなことを挙げています。
(1) ときどき、軽い体操やストレッチ運動を行う
(2) 十分にこまめに水分を取る
(3) アルコールを控える。できれば禁煙する
(4) ゆったりとした服装をし、ベルトをきつく締めない
(5) かかとの上げ下ろし運動をしたりふくらはぎを軽くもんだりする
(6) 眠るときは足をあげる
厚生労働省、同ホームページより(アドレス上記参照)
かかとの上げ下ろし運動やふくらはぎをもむなどの簡単なことで予防ができます。
もんでも良いし、げんこつでトントンとたたくのも良いと思います。
すこし広さが取れる場所であれば、軽くあぐらをかいて足首を回したり、足裏をもんだり軽くたたいたりするのもおススメです。
簡単にできるのは、ラップの芯でふくらはぎをしごくこと
一番簡単にできるのは、左の写真のようにラップの芯でふくらはぎをしごくことです。
服の上からでも良いので、ふくらはぎに芯をあてて上下にしごきます。
これだけでも血行が良くなります。
また、適度な硬さがあるので、足裏をコロコロするのも効果的ですよ!
ということで、ラップの芯を1本防災グッズに入れておきましょう!
もちろん、水分を十分に摂ることもお忘れなく。
その他、今回の停電の時にあってよかったもの
その他に、今回の地震の時に「これは持っていて役に立った!」と思うものは、次の3つ。
1、スマホの車載DCアダプタ
車からスマホの充電ができるアダプタ。これがなかったら、まったく充電できなくて大変でした。
もちろん、ガソリンを多めに入れておくことも大切ですね。
2、10ℓ給水タンク
以前、一度停電で水を使えなかったことがあった時に買ったもの。
水が出なかったので、水を汲みに行くときにとても重宝しました。
3、LEDライト
今回、これが凄く役に立ちました。ペン型なので、胸ポケットに差すことができます。
そうすると、両手が使えるので便利。
かなりの明るさもあって、スポーツドリンクのペットボトルなどに当てるとランタンのように使うこともできます。
旭川やその近辺は、地震や災害が少ない地域として知られています。
でも、他の地域で起こった災害の二次的な被害があることもあります。
いつどこで同じような災害が起こるか分かりません。
その時のために、ぜひ少しでも備えをしておきましょう。